人気のカードゲームだったタロット、なぜ占いの道具になったのか
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人気のカードゲームだったタロット、なぜ占いの道具になったのか
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タロットはもともと15 世紀イタリアの勝ち抜きカードゲーム(carte da trionfi)で、約300 年は純粋な遊び道具でした。占いとして広まったのは 18 世紀後半から 19 世紀にかけてです。
占いの道具になった主な理由は次の三つに重なります。
- **絵が寓意的で読み込める**:22枚の「大アルカナ」は愚者 → 世界と続く寓意の旅になっていて、人生の局面になぞらえやすい作りでした。
- **18 世紀後半、神智学的な文脈が乗った**:Court de Gébelin が 1781 年にタロットはエジプト秘儀の生き残りと主張(後に誤りとされています)。Etteilla がほぼ同時期に職業占い師として体系化し、占いの本を書きました。
- **19 世紀のカバラ・黄金の夜明けとの接続**:Élipha Lévi がタロット=カバラの生命の樹と結びつけ、Golden Dawn が図像と意味の対応を整備。その流れで 1909 年に作られた Rider–Waite デッキが、英語圏の占い用デファクトになりました。
つまり「ゲームとしてのタロット」自体はフランスで今も続いていて(78 枚でトリックテイキングをする本物のトランプゲームです)、現在の私たちが「タロット占い」と聞いて想像する体系は、18世紀以降に西洋オカルティズムが絵札に物語を後付けしたものが大半、というのがおおまかな見取り図です。
歴史の流れをさらに掘るなら Court de Gébelin と Etteilla の一次資料、Rider–Waite 以前の Mareille デッキとの意味の違い、などが次の手掛かりになります。「次どこを見ればいい?」があれば、またそこで一緒に絞れます。